国外ネットユーザーが「西安年」を絶賛 世界に「中国旋風」を巻き起こす

国外ネットユーザーが「西安年」を絶賛  世界に「中国旋風」を巻き起こす
西安・大唐不夜城の夜景(写真提供:西安曲江新区管理委員会)
西安・大唐不夜城の夜景(写真提供:西安曲江新区管理委員会)

 国際在線陝西報道(柳洪華):「己亥」となる2019年の春節は、ネットで一躍人気を博した都市・西安にとっては間違いなく、都市マーケティングの勝利である。第二回目となる「西安年・最中国(西安の旧正月こそ最も中国らしい)」は、その祝祭文化IP(知的財産)の力で、輝かしい成績を収めた。西安市文化観光局の統計によると、2019年春節期間に西安を訪れた観光客は延べ1652万3900人で、昨年同期比30.16%増、観光収入は144億7800万元で、昨年同期比40.35%増となった。

 観光客の数と観光収入の急増から、多彩な催し、文化の正しい理解、絢爛たるライティングが、「西安年・最中国」の「重要な柱」になっていることが容易に見て取れる。12のテーマによる251件ものイベントが、西安を最も面白味のある都市にしており、これは観光客が西安に引き寄せられる理由でもある。西安が「西安年・最中国」をテーマに行った宣伝・マーケティングで獲得した、「#西安年・最中国#」「#西安で年越し#」等の関連微博(weibo)話題閲覧数7億6000万回、「西安年・最中国」のTikTok動画再生回数1億8000万回はいずれも、「西安年」が人々の強い関心を引き付けていることの表れである。

 

大唐芙蓉園・灯会の夜景(写真提供:西安曲江新区管理委員会)
大唐芙蓉園・灯会の夜景(写真提供:西安曲江新区管理委員会)

 一方、2019年の「西安年・最中国」春節イベントにおいて、曲江新区はそのメインステージとなった。春節期間、大唐不夜城・現代唐人街を訪れた観光客は延べ387万2700人で、同期比235.59%増、大雁塔観光区を訪れた観光客は延べ94万人で、同期比71.53%増であった。大唐芙蓉園の灯会(ランタン祭り)には、一日に平均5万人以上の観光客が訪れた。曲江新区は、春節期間、西安の一大人気スポットとなった。

 

龍舞(写真提供:西安曲江新区管理委員会)
龍舞(写真提供:西安曲江新区管理委員会)

「西安年・最中国」の影響は広範囲に及んだ。国内だけでなく、国外からも大勢の観光客が西安を訪れ、悠久の歴史と中国の文化に身を浸した。外国人が「西安年」に出会ったことで、世界中に「中国旋風」が巻き起こった。

 

観光客ニコル・トーソン(Nicle Thorson)が自らの「西安年」をシェア(画像はフェイスブックのスクリーンショット)
観光客ニコル・トーソン(Nicle Thorson)が自らの「西安年」をシェア(画像はフェイスブックのスクリーンショット)

 

「西安年」の準備の様子を眺めるムハマド・ラーマン・カーン(Muhammad Rahman Khan)や、ライトアップショーに感嘆するニコル・トーソン(Nicle Thorson)、友人と西安で新年を迎え、大唐芙蓉園で遊んだ時の美しい風景をシェアするハッサン(Hassan)、そして大雁塔で2019年の春節を祝うモヒウッディン・チョードリ(Mohiuddin Chowdhury)一家。SNS上の一つ一つの文章、一枚一枚の写真に記録されているのは、西安との縁であり、描かれているのは「西安年」から受けた感動である。

 

 

エミル・ディミトロフ(Emil Dimitrov)がSNSでシェアした「西安年・最中国」の写真(画像はフェイスブックのスクリーンショット)
エミル・ディミトロフ(Emil Dimitrov)がSNSでシェアした「西安年・最中国」の写真(画像はフェイスブックのスクリーンショット)

 

エミル・ディミトロフ(Emil Dimitrov)がSNSで「西安年」についてシェアすると、友人たちのコメントが殺到(画像はフェイスブックのスクリーンショット)
エミル・ディミトロフ(Emil Dimitrov)がSNSで「西安年」についてシェアすると、友人たちのコメントが殺到(画像はフェイスブックのスクリーンショット)

 

 外国人がこうした風景や食べ物の写真をシェアする背後には、「西安年・最中国」のイベント宣伝と、西安という都市の魅力がある。「西安年」は、世界が西安を知り、中国を知る窓口となった。エミル・ディミトロフ(Emil Dimitrov)はフェイスブックで「西安年・最中国」と自分との記念写真をシェアし、こう書いている。「中国のニューイヤーイベントが始まった、西安の春節が開幕した、ライト、ステージ、アーティストがあふれんばかりだ。」彼の投稿に対し、友人たちは次々に、西安での新年に憧れるコメントを書き込んでいる。

西安で「西安年」を楽しんだ外国人は皆、知らぬ間に、「西安年」の海外プロモーターとなり、西安の海外知名度を上げただけでなく、「西安年」の海外での評判と人気も高めたのである。

 

ムハマド・ラーマン・カーン(Muhammad Rahman Khan)が「西安年・最中国」をシェア(画像はフェイスブックのスクリーンショット)
ムハマド・ラーマン・カーン(Muhammad Rahman Khan)が「西安年・最中国」をシェア(画像はフェイスブックのスクリーンショット)

二年の「実戦」を経て、「西安年・最中国」は、世界にその名を知らしめた。かつて世界の経済と文明をリードしたこの西安という都市は、その重厚な歴史と、活気あふれる今の姿を、世界に示したのである。

西安の急速な発展に伴い、「西安年・最中国」は、祝祭文化IP(知的財産)というだけにとどまらず、西安が世界と繋がる新たな舞台となるであろう。そこには、中国の伝統文化、西安の歴史、関中の民俗、三秦の美食等を柱として、世界各地の代表的な文化が集合する。

 

西安の大唐不夜城(撮影:呉宇婷)
西安の大唐不夜城(撮影:呉宇婷)

この舞台において、曲江新区は中心エリアにあり、西安の歴史・文化の「ルーツ」と「ソウル」を背負っている。大唐不夜城・現代唐人街を中心として、大唐芙蓉園、大雁塔、曲江池等と共に、西安の文化をアウトプットし、海外の文化を迎える曲江新区は、世界と繋がる西安の「新たな扉」となりつつある。

参照元:http://news.xiancn.com/content/2019-02/13/content_3422293.htm
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

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