古城・西安の夜は絢爛である。主な観光地は夜、ことのほか美しく、様々な目新しいイベントが観光客を楽しませ、都市の「文旅融合(文化と観光の融合)」に新たな血を注ぎ込んでいる。
先ごろ、江蘇省無錫市で開催された「2020中国夜間経済(ナイトタイムエコノミー)フォーラム」において、西安市は「2020夜間経済都市トップ20」にランクインした。また、西安にあるテーマパーク・大唐芙蓉園が「2020観光客の好きな夜の観光地トップ10」に、西安の誇る歌劇『長恨歌』が「2020観光客の好きな夜の演劇トップ10」に選出され、西安は西部で受賞が最も多い都市の一つとなった。
西安の新しい楽しみ方
中国旅游研究院、無錫市人民政府、良業科技集団股份有限公司の共同主催による「2020中国夜間経済フォーラム」は、「デジタル経済と場面作り」をテーマとし、全国の各省市及び自治区の企業代表者、専門家、報道関係者等、約500人が参加した。このフォーラムで、中国旅游研究院のナイトツーリズム研究グループが、中国文化観光部・重点実験室の観光データやモニタリングシステムに基づき、データを観測・分析・処理して発表した「2020夜間経済都市トップ20」によると、上位3位は北京、上海、成都が占め、西安は11位にランクインしている。
近年、西安の人気観光イベントや商品は、観光客を大きく惹きつけている。「摔碗酒」に「不倒翁小姐姐」、オンライン国宝音楽会にライブコマース、歌劇『西安千古情』に大唐西市の「隠市」と、様々な催しが観光客を楽しませ、西安の観光発展に新たな「血」を注ぎ込み、都市の影響力を高めている。
「文旅融合」が経済成長を促進
「月光の旅」すなわちナイトツーリズムは、経済成長を確実に促進する。
8月4日、西安市では文化&観光消費シーズンキャンペーンが正式にスタートし、クーポンの発行や、入場料・演劇チケット・ホテル・デジタル消費の割引等、数々のサービスが打ち出された。内容の豊富なこのキャンペーンは、新たな消費を生み出し、市場の回復を助けた。
ビッグデータによると、国慶節長期休暇「十一」の期間中、西安のホテル取引高は全国ホテル人気都市トップ10の8位にランクインし、うち「午夜房」の取引高は全国上位に食い込んだ。『長恨歌』は観客数延べ50,800人、売上1380万7400元でナイトツーリズム市場を牽引し、「2020観光客の好きな夜の演劇トップ10」に選ばれている。
今年8月1日から無料開放されている大唐芙蓉園は、市民や観光客の人気が高く、ライトアップされた夜景が美しい。新スポットの長安胡店、胡店埠頭や、ナイトショー『大唐追夢』『夢回大唐』も大好評で、「2020観光客の好きな夜の観光地トップ10」に輝いた。
夜の西安は、唐代の夢と古の姿を見せてくれる。「文旅融合」が進むにつれ、西安のナイトタイムエコノミーはますます元気に、絢爛になっていくであろう。(記者 楊明)
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2020/1029/80265.html
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