中新網西安1月26日電(張遠 白春)26日、銀川~西安高速鉄道(以下「銀西高鉄」)が、開通して満1ヶ月を迎えた。1月25日の時点で、中国鉄路西安局集団有限公司(以下「西安鉄路局」)管内では旅客計27万1000人以上を送り出している。
銀西高鉄は2020年12月26日に開通し、銀川~西安間の最短所要時間が11時間45分から3時間4分へと、大幅に短縮された。銀西高鉄は、北は寧夏回族自治区の銀川市から、すでに開通している銀川-呉忠の高速鉄道を利用して呉忠市へ、さらに東南の甘粛省慶陽市、陝西省咸陽市を経て、陝西省西安市へ至る、全長617.9km、設計時速250km/h(350km/hまで可能)の鉄道で、2015年年末に着工した。
銀西高鉄は開通当初、運行本数が1日18往復であったという。2021年1月20日に全国で新ダイヤがスタートすると、増発されて1日30往復となった。
サービスの質向上のため、西安鉄路局は、管内に新設された咸陽北、礼泉南、乾県、永寿西、彬州東の5駅において「三合一」サービスを実現した。「三合一」とは、駅入口と切符売場入口の「合一」(駅に入ってから切符を購入できる)、切符販売とサービスの「合一」(駅の切符販売窓口で、切符購入だけでなく、発券相談対応サービスも提供)、実名認証と改札の「合一」(実名認証改札機を設置して混雑を緩和)の三つである。
西安鉄路局管内に新設された銀西高鉄の5駅はそれぞれ、各都市の文化や地域の特性を活かした独自の設計となっている。咸陽北駅の駅舎は秦漢建築の典型的な四阿頂(寄棟造り)に基づいた設計、礼泉南駅の駅舎は湧き出る泉をモチーフとした設計、乾県駅の駅舎は唐朝の要素を取り入れた設計であり、永寿西駅はゲート型構図で、秦隴(秦嶺と隴山)地域の玄関という永寿県の位置を表現。彬州東駅は、彬州大仏寺石窟文化にちなんで、壁面に石窟のような模様があしらわれている。
沿線の観光発展を後押しするため、西安鉄路局は、各地政府や観光当局と提携し、咸陽、銀川等の観光地30ヶ所以上において、銀西高鉄の切符で入場料が安くなる優待キャンペーンを打ち出しているという。
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2021/0127/81223.html
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