西銀高速鉄道が正式に試運転段階に

西銀高速鉄道が正式に試運転段階に

11月3日午前9時、55571番の試験列車が、西安北駅からゆっくりと走り出した。この西安北駅~慶陽駅区間の運行ダイヤ試験により、西銀(西安-銀川)高速鉄道は、正式に試運転段階に入ったことになる。

高速鉄道の試運転は、鉄道当局がシステム調整段階の試験を完了させた上で、輸送の最良計画を検討する重要な段階である。この日から、中国鉄路西安局集団有限公司(以下「西安鉄路局」)は1ヶ月間にわたり、西銀高速鉄道の運転試験を行うことにしている。

試運転期間中は、主に運行ダイヤパラメータ試験、故障シミュレーションと緊急救助訓練、ダイヤに従った運行試験の3段階により、各システムの正常時・非常時における列車運行の適用性をチェックし、ダイヤ通りの運行が可能かどうか検証し、機器の故障や自然災害の場合の緊急時対応能力を検査して、合理的な鉄道運行計画を整えるための根拠とする。

西銀高速鉄道の試運転を円滑に行うため、西安鉄路局は、今年9月3日に陝西セグメントのシステム調整がスタートして以来、2ヶ月かけて、運輸、旅客輸送、機械管理、電力供給、線路管理、信号管理、車両等の担当部署を設け、線路、路盤、橋、トンネル、通信、信号機器の試験を行い、モニタリングによって細かく調整し、システム全体を最適化して、円滑に試運転に移行できるようにしてきた。

西銀高速鉄道は、国家中長期計画「八縦八横」高速鉄道網の包(銀)海ルートの重要な一部であり、ムウス(毛烏素)砂漠の辺縁と世界最大規模の黄土高原・董志塬を通る、国内で初めて長距離に渉り黄土層に建設されたバラスト軌道の高速鉄道であり、一度に完成した距離が国内で最も長い高速鉄道でもある。

2015年年末に着工した西銀高速鉄道は全長618km、うち陝西セグメントが193km、甘粛-寧夏セグメントが425kmである。設計速度は250km/hで、350km/h運転にも耐えられる。建設期間は5年、駅数は20駅で、今年年末に正常運転が開始される予定である。開通すると、西安から銀川までの所要時間が現在の14時間から3時間程度に短縮される。

参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2020/1104/80330.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

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