2月3日、49車両に小麦粉や食用油等を満載したX9020型中欧班列(西安)の復路便が、中国鉄路西安局集団有限公司の新筑駅に到着した。これは、2021年にカザフスタンを出発して西安に着いた中欧班列(西安)の「年貨(正月用品)」復路第一便である。
2015年、西安市の食品会社である西安愛菊粮油工業集団有限公司は、「一帯一路」を足掛かりに、カザフスタンの北カザフスタン州に、農作物の高度加工や配送・中継を行う物流加工パークを建設し、「北カザフスタン州-阿拉山口-西安」三位一体の共同発展態勢をつくり上げた。2020年の1年間に、同社が中欧班列(西安)を通じて送り出した復路貨物は127車両7620トンで、小麦粉が45車両2700トン、食用油が67車両3350トンである。
この一年、西安鉄路西安局集団有限公司は輸出入貨物の確実な輸送に全力で取り組み、顧客企業とのやり取りを通じて、貨物の準備状況や発送スケジュールを細かく把握し、海上・航空輸送からの貨物受け入れ等を含め、輸送ニーズに可能な限り対応するようにしてきた。また、西安国際港務区、西安税関、中鉄聯合集装箱有限公司、中鉄集装箱西安分公司と連携体制を築き、輸出入貨物の作業手順を最適化して、駅における貨物の滞留時間の短縮を図るほか、新筑物流基地と新筑コンテナセントラルステーションの荷捌能力や新豊鎮駅の操車能力を活かし、中欧班列の運行を確実にしている。
2月2日の時点で、中欧班列(西安)の運行本数は309便に達した。うち、往路は183便で同期比99.32%増、復路は126便で同期比98.67%であり、合計約12710 TEUが「新シルクロード」を通ったことになる。防護服、衣料用マスク、マスク製造機を主とする防疫物資は、209車両を送り出した。
現在、中欧班列(西安)は一日に約7便が発着する。往路の貨物は主に建材、農産物、日用品、医療物資等、復路の貨物は主に生活用品、機械設備、電子製品、自動車部品等である。中欧班列(西安)で西安に到着した大量の輸入貨物は、さらに上海、天津、武漢、深セン等へ輸送され、西安は中欧班列の集結拠点として、大きな役割を果たしている。
参照元:http://news.hsw.cn/system/2021/0203/1291715.shtml?rand=k8njiMrn
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