先頃、西安市文化&観光局は、「私に新創意を あなたに大舞台を」と題した2020西安文化&観光の新光景募集活動、及び「長安夜・我的夜」——千年古都・ナイトカーニバル系列活動をスタートさせ、古都の文化と観光の融合発展を進めている。
見飽きない「新しい光景」を
文化と観光の結びつきで、美しい生活へのビジョンを描き出すというのは、古都・西安では具体的にイメージできる。例えば優雅に手を差し伸べる美女、唐代文化の輝きを放つ不夜城、悠久の歴史を誇る千年古都。
奥の深い文化を持つ都市・西安には、開発可能な観光資源が豊富にある。文化関連の製品やサービスの供給を強化して、庶民の精神生活の需要を満たすことは、西安市の文化&観光関係者の夢である。近年、西安では様々な関連イベントや名物が次々に登場している。例えば「摔碗酒」や「不倒翁小姐姐」、オンライン国宝音楽会やプロモーションのライブ配信……観光客に新鮮な楽しみを提供するこうした新しい活動は、都市の影響力を高めるのに役立つだけでなく、文化&観光の発展に新たな「血液」を注ぎ込むことになる。
大衆観光(マスツーリズム)時代の到来と共に、観光は単に見るだけのものでなく、味わうものへとグレードアップした。「旅」も、単なる空間の移動に止まらず、「芸」「体験の楽しさ」等の文化的要素が付け加えられている。どうすれば、歴史の文脈を守り、文化資源を掘り起こして、伝統文化を現代に「息づかせる」ことができるか?それには、アイディアを次々に出し、実践を重ねる必要がある。
創造的で影響力のある新しい光景を作り出すため、西安市文化&観光局は、「私に新創意を あなたに大舞台を」と題した2020西安文化&観光の新光景募集活動をスタートさせた。創意あふれる計画や優れた事例を募集することにより、西安に新たな光景を創出し、観光発展に役立てることが目的である。また、西安の新しい名物として、面白い計画が西安で実施されるチャンスでもある。都市や自然、農村の中に文化的要素を嵌め込んで、観光の魅力を高め、見飽きない光景を作り出す。それにより、文化産業と観光業の融合発展を推進し、「1+1>2」の効果を生み出そうというのである。
精神文化の「深夜食堂」を
多くの人々が生活を営む都市、映画の後、城壁で『長安夜』を歌える都市というのは、住民と観光客が楽しみを分かち合える場所である。大唐不夜城、北院門、嘉会坊……こうした特色ある「西安夜観光」の人気スポットは、西安の賑わいを支え、この都市の温度や生活帰属感を反映している。
夜観光(ナイトツーリズム)は、文化と観光の融合発展において、大きな可能性を秘めている。見所を慌ただしく巡る昼間の観光に比べ、夜の観光は、現地の文化や生活に、より深く触れることができる。調査によると、現地の生活を深く体験したいと望む多くの観光客にとっては、夜6時~10時が観光消費のピークであり、「黄金の4時間」ともいわれる。夜は、観光客が現地の住民と交流し、現地の風習を体験する最良の時間になっている。
大衆は、夜の食事を提供する実際の屋台だけでなく、精神文化としての「深夜食堂」も必要としている。多様な夜観光の中で、現地の生活や文化の体験は重要な一部であり、観光客は、グルメ・ショッピング・アミューズメント等よりも、夜に行われるフィスティバルやナイトイベント等を選ぶことが、明らかに多い。これ以外に、博物館や図書館、水族館等の公共文化施設も、昼間の混雑を避けられる場所として、多くの可能性を秘めている。
文化と観光の融合が深まるにつれ、いかに「ナイトタイムエコノミー」を開拓するかが、業界の注目点になっている。6月13日の夜から8月末まで、市文化&観光局が各区県・西咸新区・各開発区と共同で開催する「長安夜・我的夜」——千年古都・ナイトカーニバル系列活動は、「長安夜有礼」「長安夜有味」「長安夜有景」「長安夜有情」「長安夜有料」「長安夜有才」等6つのテーマで86項目の活動を設け、風味・風景・風采・風雅・風趣・風情の六大系列28項目の各種イベントと、西安10大夜観光を展開している。この活動をきっかけに、文化&観光をさらに活性化して、古都の「ナイトタイムエコノミー」を盛り上げ、市民や観光客に月光の下の西安の美を味わってもらおうというのが狙いである。
参照元:http://news.cnwest.com/sxxw/a/2020/06/18/18852967.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)