5月1日より 秦始皇帝陵の保護範囲での「ニセ兵馬俑」建設は禁止に!

5月1日より 秦始皇帝陵の保護範囲での「ニセ兵馬俑」建設は禁止に!

かねてより、秦始皇帝陵に関する人工的観光地は、観光客から「ニセ兵馬俑」と揶揄されていたが、5月1日より、秦始皇帝陵の保護範囲内でのこうした人工的観光地の建設は禁止となる。違反すると期限付きで是正を命じられ、是正を拒否した場合、撤去となり、10万元以上50万元以下の罰金を科されるという。

5月1日より 秦始皇帝陵の保護範囲での「ニセ兵馬俑」建設は禁止に!
5月1日より 秦始皇帝陵の保護範囲での「ニセ兵馬俑」建設は禁止に!

3月31日、陝西省十三回人民代表大会常務委員会第二十五次会議において『陝西省秦始皇帝陵保護条例』が可決された。この条例は5月1日より施行される。

条例の規定によると、秦始皇帝陵の保護区域は、「保護範囲」と「建設管理地帯」に分けられる。保護範囲は省人民政府が指定・公表し、建設管理地帯は省人民政府の承認を得た上で、省文化遺物行政主管部門が省自然資源行政主管部門と共に西安市人民政府と協議し、指定・公表する。

秦始皇帝陵の保護範囲内に、秦始皇帝陵の歴史的景観や周辺の自然環境に影響を及ぼす屋外広告及びその他の構造物を設置してはならず、秦始帝皇陵に関係する人工的景観・観光地を建設してはならない。この規定に違反した場合、臨潼区の文化遺物、都市管理等の関連行政主管部門が期限付きで是正を命じ、是正を拒否した場合、法に基づき撤去し、10万元以上50万元以下の罰金を科す。

秦始皇帝陵の建設管理地帯では、歴史を歪曲し、秦始皇帝陵の真実を損なう人工的な景観・観光地を建設してはならない。建設管理地帯で許可なく建設を行い、秦始皇帝陵の歴史的景観や周辺の自然環境を破壊した場合、臨潼区文化遺物行政主管部門が是正を命じ、重大な結果を招いた場合、10万元以上50万元以下の罰金を科し、状況が深刻な場合、資格認定機関が資格を取り消す、とされている。

参照元:http://news.hsw.cn/system/2021/0331/1309279.shtml?rand=bvqARKjp
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

西安カテゴリの最新記事