西安経済技術開発区の企業が国務院の「中国工業大賞」を受賞

西安経済技術開発区の企業が国務院の「中国工業大賞」を受賞

先ごろ、第六回中国工業大賞発表会が北京で行われ、西安経済技術開発区の企業である西部超導材料科技股份有限公司の「低温超伝導線材の大量調製技術」が「中国工業大賞」を受賞した。

「中国工業大賞」は、国務院が2004年に設けた、中国の工業分野における最高賞であるという。第六回中国工業大賞の選出は、十九大(中国共産党第十九次全国代表大会)と十九届五中全会(中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議)の精神に則り、製造強国を自らの任務とし、産業報国を志して、中国の特色あるイノベーション発展、グリーン開発、新型工業化等の道を進む上で、顕著な功績を挙げたか貢献した工業企業及びプロジェクトを表彰し、中国工業経済の質の高い発展を促すことを目的としている。今回、全国の企業16社、14プロジェクトが、中国工業大賞を受賞した。

10年余りの努力により、西部超導公司は、複合多芯NbTi及びNb3Sn低温超伝導線材の調製に関する重要技術を開発し、国内唯一の生産ラインをつくり上げた。関連の技術成果は、2015年国家技術発明二等賞、2014年陝西省科学技術賞一等賞、2018年陝西省科学技術賞一等賞を受賞している。NbTi合金棒材、NbTi及びNb3Sn線材の総合性能指標と安定性は、国際的な先進レベルにある。

このほか同社は、中国が国際熱核融合実験炉(ITER)プロジェクトにおいて担う、NbTi超伝導線材174トン及びNb3Sn超伝導線材35トンの引渡し任務を達成し、中国のITERプロジェクト実施の代表的な成功例となったほか、国内外の核磁気共鳴(NMR)装置を取り扱う企業に低温超伝導線材800トン以上を供給し、中国のNMR産業の工業化水準や能力を高めている。また、高性能の低温超伝導線材の新製品を開発し、中国の医療、エネルギー、交通、科学プロジェクト等の発展基盤を固めた。2020年12月、同社は「2020金質量・科創板硬核賞」を受賞し、「陝西省第七群工業ブランド育成モデル企業」に認定された。今年1月には、国家第五群製造業「単項冠軍」企業(製品)リストに選出されている。(司陽)

参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2021/0113/81101.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

西安カテゴリの最新記事