西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 張武輝)今年、新型肺炎による苦境の中、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車・中欧班列の「長安号」は逆に成長を果たし、運行本数・積載率・貨物輸送量の三大指標で全国トップの座を守っているが、その秘密はいったいどこにあるのか?
ディスプレイを輸出販売する陝西省のある企業の工場では、国外の顧客が最近追加した注文をこなすため、従業員が忙しく立ち働いている。コロナ期間中、注文は減るどころか増えており、これは運休しない中欧班列「長安号」のおかげだと、責任者は言う。
同責任者の話によると、企業の活動再開後、一番心配だったのは、生産しても輸送できないことであったが、ちょうどその時、「国際貨物列車『長安号』利用者への手紙」を受け取ったという。コロナ期間中も、「長安号」はずっと通常通りの運行を続けていたのである。空路や陸路の物流経路があちこちストップする中、「長安号」が動き続けるのは、地方政府・税関・鉄道・交通警察等、各当局が協力して、中欧班列「長安号」のために特別な道を開いたためである。
また税関は、この間、7×24時間予約サービスを実行しており、中欧班列については検査や許可を優先的に行い、ペーパーレス化によって迅速な通関を実現している。
企業の輸送コストを下げるため、西安港務区は、短期間移動できない貨物について、保管料や荷役料等の減免により、1コンテナ当たりのコストがこれまでより800元ほど安くなるようにし、また鉄道や道路を組み合わせた複合輸送により、コロナの影響で鉄道に滞留した貨物が迅速に西安港務区に運ばれるようにしている。この効率の良さとコストの低さが、多くの企業に「長安号」の利用を選ばせているのである。
最新の統計データによると、現時点で、「長安号」の運行本数は524便と、昨年同期の2.2倍、貨物輸送量は合計43.1万トンとなっており、運行本数・積載率・貨物輸送量の三大指標で全国トップにある。
参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/03/29/18615772.html
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