中新網西安2月22日電(記者 張遠)50貨車にジュース、プラスチック製品、生活用品等を満載したX9041型中欧班列(西安)が22日、中国鉄路西安局集団公司の新筑駅からカザフスタン・コルガスに向けて出発した。これで2021年の中欧班列(西安)の輸送数量は2万車両の大台を突破したことになり、同期比で52.3%増加した。
新型コロナの世界的な流行により、中国~欧州の各種物流輸送経路も様々な影響を受けている。この間、中欧班列は陸上輸送路の「鋼鉄駝隊(鋼鉄のキャラバン)」として、中欧及び周辺国の円滑な物流や物資の供給安定を確実にするため、中国市場の強みと内需の潜在力を発揮し、国内・国際の「双循環」が促進する新発展態勢の構築に重要な役割を果たした。
2021年に運行した中欧班列(西安)の輸送貨物は、主に自動車部品、太陽光発電製品、電子製品、日用品、防疫物資であるという。うち、ドイツ、ポーランド、リトアニア等への貨物輸送量は同期比168%増となり、中欧班列周辺国の経済発展やサプライチェーンの安定を大きく支えている。
中欧班列(西安)の定期便運行を保証するため、西安局集団公司は、企業顧客の貨物準備や輸送ニーズに基づき、車両ごとの「カスタマイズ」プランを提供している。国内の海上・航空輸送から中欧班列(西安)への積替貨物を積極的に受け入れ、輸送計画の最適化によって、列車の荷役や集荷にかかる時間を短縮し、中欧班列(西安)の運行効率を高めている。
現在、西安~欧州間を往復する「公共班列」は、一日4便が定期便として運行している。西安-ドイツ間を走る「ドイツエクスプレス」は、輸送時間が15~18日から10~12日に短縮されるものである。貨物集積地としての西安鉄路コンテナターミナルの強みと「埠頭」的役割を果たす新筑物流基地、それに西安国際港務区が開拓する食糧・板材・電気製品等の復路貨物によって、西安・新筑に形成された中欧班列の集結拠点は、中欧班列の貨物に優れた輸送・保管条件を提供している。
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2021/0223/81485.html
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