西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 張思思 徐瑞華) 太白山は秦嶺山脈の中でもパンダ分布域の中心部にある。先頃、ジャイアントパンダ国家公園管理局の野外調査隊員が、秦嶺山脈の主峰・太白山の海塘河氷凌溝で、偶然にも野生のパンダに遭遇した。
6月中旬、ジャイアントパンダ国家公園管理局・太白山管理分局の野外調査隊員が、秦嶺山脈の主峰・太白山の海塘河氷凌溝、標高2400mの地点で、赤外線カメラを設置していた時、一頭の亜成体の野生パンダに遭遇した。これは2015年以降、氷凌溝区域で野生パンダの痕跡が見られなくなってから、5年ぶりに撮影された野生パンダであるという。
太白山は秦嶺山脈の中でもパンダ分布域の中心部にあり、海塘河氷凌溝区域は峡谷地帯にあるため、太白山で最も調査が難しいパンダ生息地とされている。この地のパンダは主に秦嶺矢竹(Fargesia qinlingensis)を採食し、長期的モニタリングデータ分析によると、標高2300~2500mの区域に生息し、10km2の範囲に少なくともパンダ2頭が分布していた。しかし1999年、氷凌溝区域の矢竹に部分開花が始まり、2015年には60%以上の矢竹が開花後枯死してしまった。このため2015年1月以降、野外調査隊はパンダの活動痕跡を発見していなかった。ここ三年で、開花後の種が発芽し、未開花の竹が根を広げるにつれ、氷凌溝の竹は、パンダの採食に十分な状態に復活してきている。
参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/06/28/18881320.html
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