西延高速鉄道が5月に着工 銅川~延安セグメントは7駅

西延高速鉄道が5月に着工 銅川~延安セグメントは7駅

注目の西延(西安-延安)高速鉄道は5月に着工する。西成鉄路客運専線陝西有限責任公司から得た情報によると、西延高速鉄道の銅川~延安セグメントには7駅(銅川駅を含まず)が設けられるという。西延高速鉄道は主に、陝北及び蒙西(モンゴル西部)地域と西安、西南、中南地域の旅客輸送、それに陝北と関中地区(陝西省中部。西安、宝鶏、咸陽、渭南、銅川、楊凌を含む)の都市間輸送を担う。

西延高速鉄道は202151日着工予定

3月3日、北京交易センターが『西安~延安鉄道の銅川~延安セグメント線路建設工事単価請負入札募集 事前資格審査公告(入札募集代行公告)』を発表したことで、西延高速鉄道はまもなく正式に建設開始となることがわかった。入札募集内容によると、2021年5月1日着工、2025年10月末竣工の計画である。

西安~延安の鉄道建設は、中国鉄路総公司弁公庁が、国家発展改革委員会に転送した西安~延安鉄道建設の実現可能性調査報告書の回答に関する通知(鉄総弁発改〔2018〕120号)をもって、すでに建設を承認している。プロジェクトオーナーは西成鉄路客運専線陝西有限責任公司、建設資金は工事関連の投資が530億8000万元、新幹線購入費が20億8000万元という。プロジェクト資本金は267億8000万元で、うち中国国家鉄路集団が111億7000万元を出資し、残りの資本金156億1000万元(土地収用撤去費44億4000万元を含む)と単独出資16億元(土地収用撤去費3億6000万元を含む)を陝西省が負担し、資本金以外の資金は国内銀行の貸付金を利用する。プロジェクトの出資比率は中国国家鉄路集団42%、陝西省58%、入札募集者は西成鉄路客運専線陝西有限責任公司である。

西延高速鉄道の銅川~延安セグメントは7

西延高速鉄道の銅川~延安セグメントには、銅川北、宜君、黄陵西、洛川、富県北、甘泉北、延安駅の7駅が設けられる。うち甘泉北駅と延安駅は既設駅を改築し、それ以外は新設駅である。

作業員によると、西延高速鉄道の南端は西安において西成(西安-成都)高速鉄道、鄭西(鄭州-西安)高速鉄道、西宝(西安-宝鶏)高速鉄道、及び建設予定の西渝(西安-重慶)高速鉄道、西武(西安-武漢)高速鉄道と連結し、西安市との間だけでなく、西南、中南等へも通じる便利なルートが出来上がるという。北端は延安鉄道地区に接続し、北へ伸びる余地が残され、陝北の各地級市と西安間の旅客輸送を担うと同時に、建設予定の呼包鄂(フフホト-包頭-オルドス)都市間鉄道と接続すると、包頭(バオトウ)~西安間の新たな快速ルートとなる。

西延高速鉄道プロジェクトでは西安北駅への連絡線敷設工事を実施し、西安駅への連絡線敷設は西十(西安-十堰)高速鉄道プロジェクトで実施される。

西延高速鉄道は鉄道網において、中長期鉄道網計画「八縦八横」の高速鉄道メインルートである包(銀)海ルートの重要な一部であると同時に、関中都市群における都市間鉄道網の重要な幹線の一つと位置付けられ、主に、陝北及び蒙西(モンゴル西部)地域と西安、西南、中南地域の旅客輸送、それに陝北と関中地区の都市間輸送を担う。

このため、包(銀)海ルートの重要な一部であり、かつ関中都市群における都市間鉄道を担う同プロジェクトは、高基準で、大きな能力を備えた高速鉄道である。

参照元:http://news.hsw.cn/system/2021/0310/1302202.shtml
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

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