陝西省咸陽市:茯茶を飲んで文化を味わう 内需牽引で消費を促進

陝西省咸陽市:茯茶を飲んで文化を味わう 内需牽引で消費を促進

「古渡六月天、咸陽茶事忙(古渡の六月、咸陽は茶事で忙しい)」。6月13日、晴れ渡った清々しい空の下、大勢の人で賑わう咸陽統一広場で、銅鑼と太鼓の音が鳴り響いた。陝西省供銷合作社(購入販売協同組合)と咸陽市人民政府が主催し、咸陽市供銷合作社、涇陽県人民政府、咸陽市茶葉協会、及び各県市区の供銷合作社が共同運営する2020年「拉内需、促消費(内需を牽引し、消費を促す)」咸陽茯茶文化養生節&名優特農産物展示販売活動が、咸陽統一広場で開幕したのである。

咸陽茯茶文化養生節が開幕

さらなる内需牽引と消費促進のため、咸陽市供銷合作社、咸陽市茯茶産業弁公室が手配し、全市の茯茶企業30社と県市区の12供銷社の農産物企業約70社が、名優特農産物200種類以上を携え、今回の活動に参加した。うち、茯茶の出展品は、伝統的な茯磚茶、発花散茶、茯花茶、蛹虫草茯茶、辣木茯茶、缶入り茶飲料や各種茶食品等、100品目以上に上る。名優特農産物は、果物・野菜・穀物&油・卵&乳製品・焼き菓子・手作り品・酒類等、7カテゴリ140種類以上である。咸陽市茯茶産業と特産物産業の近年の取組みと発展の成果が、一堂に展示された。

大勢の人が詰めかけた

「古来より嶺北は茶を植えず、咸陽のみが磚茶を出す。」咸陽は中国の茯茶誕生の地であり、千年近い歴史を持つ。独特の気候と地理条件が、咸陽茯茶独自の「発花工程」(冠突散囊菌(Eurotium Cristatum)という麹菌)を生み出した。これに含まれるカフェイン、アミノ酸は脂っこさを除去する機能が高く、消化を助け、胃腸を整え、気血を養う。飲み続けると免疫力が高まり、消化機能が改善する以外に、その特質「紅、濃、醇、香」により広く知られ、シルクロードの「神秘の茶」「生命の茶」「健康の茶」と呼ばれている。

茶は中国に生まれ、世界に伝わった。茶は世界三大飲料の一つであり、世界で茶を産出する国と地域は60以上、茶飲用人口は20億を超える。国際連合が今年新たに「国際お茶の日(International Tea Day)」を設けたことは、国際社会がお茶の価値を認め重視していることの表れであり、茶産業の振興や茶文化の発揚に大きな意義を持つ。

現在、咸陽市の茯茶企業約30社が全国16省区に専門店・加盟店等600店以上を設けており、年間売上高は約15億元近い。咸陽茯茶は日本、韓国、カザフスタン、米国等にも輸出されている。国家工商総局の地理的表示証明商標認証「咸陽茯茶」を取得したブランドは、2015年ミラノ国際博覧会で「中国名茶金賞」を受賞した。咸陽茯茶は、中国陝西省の代表的な名産品であり、中国の味の重要な要素となっている。

統計によると、6月14日午前の時点で、今回の展示販売会の売上は、オンラインを含め167万1800元に上り、開催中に締結された戦略的協定や農産物契約は21件、金额は計2億8400万元に及ぶ。今回の活動は、茯茶愛好者に交流の場を提供しただけでなく、咸陽市民に咸陽茯茶の魅力を再認識させ、多くの人に咸陽茯茶の「無形文化財」技芸や「匠の精神」を知ってもらうことになった。飲めば、美味しく健康的なだけでなく、伝統の継承、歴史的文化価値の重みも感じられるというわけである。

参照元:http://news.cnwest.com/sxxw/a/2020/06/17/18852049.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

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