西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 劉権鋒 党璽) 工業分野における陝西省の大型基幹企業として、陝西鼓風機(集団)有限公司(以下「陝鼓集団」)は、激しい市場競争の中、質の高い発展を重ねて、業界トップクラスの地位を固め、国の重大装備製造の一翼を担っている。その秘密を探るため、10月11日、取材班は陝鼓集団を訪れた。まず同社の臨潼工場で、工場内の各種エネルギーを集めて「搾り取る」ことができるエネルギー相互接続システム「能源互聯島(energy interconnection symbiosis)」を見学した。
同システムのグローバル運営センターで運用管理者を務める李雪鋒氏は言う。「搾り取るのは、工場の生産工程で生じる余剰エネルギーです。現在は生産工程での排熱を全て回収し、これを暖房に利用しています、工場内の余剰エネルギーを搾り取るというのはそういう意味です。」
余剰エネルギー以外に、工場で生じた廃水、ごみ、排ガス等も、技術によって再生利用できる。このシステムが提供するスマートエネルギーのソリューションにより、同社の臨潼工場は、従来のエネルギー供給側(サプライサイド)の壁を打ち破り、太陽エネルギー、地熱エネルギー、廃水、排熱等の再生可能エネルギーを最大限に利用する分散型エネルギーシステムをつくり上げ、省エネ、排出削減、コスト削減、効率アップに成功している。現在、同社は国内外の18プロジェクトにおいてエネルギーシステムを相互接続し、国内外ユーザーの動力装置1300台に、遠隔監視と故障診断システムを設置している。
エネルギー相互接続技術によって、同社は従来の製造型企業から、分散型エネルギーシステムのソリューション提供業者への転換を果たし、業種多様性のある国際的なスマートエネルギー企業となった上、エネルギー再生利用のスマートソリューションを生み出して、質の高い発展を実現している。
参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/10/11/19170926.html
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