陝西省統計局が12月29日に発表した公告によると、1~11月、陝西省の一定額以上の企業(団体)の消費品小売額は4143億7600万元で、5.7%減と、1~10月よりも下がり幅が0.8ポイント小さくなり、引き続き回復傾向にある。
化粧品・金銀宝飾類商品の人気は衰えず
1~11月、陝西省の一定額以上の企業(団体)の飲食収入は216億2300万元で、16.9%減と、1~10月よりも下がり幅が2.2ポイント小さくなった。一定額以上の企業(団体)の商品小売額は3927億5200万元で、5.0%減と、1~10月よりも下がり幅が0.7ポイント小さくなった。
オンライン消費が活発である。コロナの影響で、オンライン購入が定着すると同時に、企業のデジタル化が進み、オンライン小売額が急速に伸びている。1~11月、一定額以上の企業(団体)のパブリックネットワークを介した商品売上額は630億3500万元で、同期比29.5%増となり、伸び幅は昨年同期よりも11.1ポイント高い。
化粧品・金銀宝飾類は伸びを保っている。ポストコロナでも、化粧品・金銀宝飾類商品の人気は衰えていない。1~11月、化粧品類商品の小売額は104億3900万元で、7.9%増と、1~10月よりも0.3ポイント上がり、金銀宝飾類商品の小売額は69億1400万元で、1.8%減と、1~10月よりも下がり幅が3.4ポイント小さくなっている。
新エネルギー自動車のニーズが旺盛
自動車類商品のニーズは落ちている。自動車類商品は6ヶ月連続で伸びを保った後、やや下火になっており、11月の自動車類商品の小売額は同期比で2.4%減少した。1~11月の自動車類商品の小売額は5.3%減で、1~10月よりも下がり幅が0.4ポイント小さくなり、自動車類商品が陝西省の一定額以上の企業(団体)の消費品小売額の伸びを1.2ポイント引き下げている。
自動車類商品の伸びは落ちているものの、新エネルギー自動車のニーズは旺盛である。11月、新エネルギー自動車の小売額は89.9%増え、1~11月の合計は8.7%増と、1~10月よりも5.9ポイント上がった。
概観すると、一定額以上の企業(団体)の消費品小売額は、4ヶ月連続で伸びを保った時期があり、特に9、10月は急速な回復を見せ、11月に入ると、ネット通販セール「双11」でオンライン小売が活発になったが、効果は限定的で、消費品市場は落ち込んでいる。
落ち込みの原因については、省統計局は、第一に消費品市場が伸びる基礎がまだ固まっておらず、従来の実体小売の伸びが弱いこととしており、11月はオンライン小売額を除去すると、一定額以上の企業(団体)の小売額は4.2%減である。第二に、小規模企業の経営が苦しいことで、11月、一定額以上の小規模企業の小売額は8.7%減と、消費品小売額の25.8%を占め、消費品小売額の伸びを2.5ポイント引き下げており、これが落ち込みの主な要因になっているという。
記者 黄涛
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2020/1230/80987.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)