中国国家郵政局のモニタリングデータによると、11月11日の全国の宅配企業の宅配便取扱個数は計5億3500万個で、「双十一(11月11日独身の日の販促イベント)」の最盛期となる11日~18日の宅配便取扱個数は28億個に達するとみられる。
「双十一」当日、アリババの取引総額は2684億元(人民元、以下同じ)で、2018年よりも549億元増え、京東(JD.com)の11月1日~11日の取引額は2044億元となった。
国家郵政局によると、5億3500万個というのは第2四半期以降の日常の取扱量の3倍であり、同期比28.6%増で、過去最高を記録したという。「双十一」の最盛期は11月11日~18日まで続き、この期間中の宅配便取扱個数は28億個に達するとみられる。
流通の麻痺を防ぐため、宅配業界は臨時に人員40万人、自動車12万台を投入し、取扱場所360万㎡、仕分け用設備3000台以上を新たに増やした。
「無人機、無人車、無人倉庫」に代表されるスマート物流技術が、中国の宅配企業で広く用いられるようになり、取扱個数の急増する「双十一」に対応している。全国には宅配企業のスマート配送センターがすでに200ヶ所以上あり、順豊(SF Express)、京東(JD.com)、菜鳥(Cainiao)、蘇寧(Suning)等は各地に多くの無人倉庫を設けている。大量の荷物に対応できる倉庫ロボットや配送ロボットの応用が様々なシーンで進められ、荷物の乱暴な取扱を自動的に識別する「AI認識システム」も、一部企業で運用されている。
参照元:http://news.hsw.cn/system/2019/1112/1129061.shtml?rand=8Ywus7Mf
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