洛川リンゴのEC「開拓者」

洛川リンゴのEC「開拓者」

西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 洛川台 郭玉侠 李進) 延安市洛川県の「90後(1990年代生まれ)」である張平平は、大学卒業後、故郷に戻ってインターネットでリンゴの販売を始め、洛川リンゴのEC(電子商取引)「開拓者」となった。また貧困世帯を率いて共にEC起業を行い、貧困脱却に貢献している。

洛川リンゴを宣伝する中継スタジオで、フォロワーにリンゴを紹介するのが、張平平の日常の仕事である。1991年生まれの彼女は洛川県永郷鎮羊吼村の村民で、大学時代に、インターネットでリンゴを売るアイディアを思いついた。

始めたばかりの頃は、ネットでリンゴを買う人はまだ少なかった。その後、同級生が宣伝に協力してくれ、また薄利多売の方針を貫いたことで、徐々に売れ出し、少ない日で30~50件、多い日は100件以上の注文が入るようになった。これは張平平にとって、かなりの収入である。だが、起業の道はやはり険しく、宅配専用ボックスを使っていなかったため、発送数が多くなるほど、リンゴに傷がつくことが多くなり、リンゴの売上は大きく制約された。

2016年、洛川県がECの推進に力を入れ、洛川リンゴを販売するEC事業者は誰でも、無料で双創(創新・創業)孵化基地(インキュベーター)の「苹果城」に出店できると知って、張平平はすぐ申し込み、自分のリンゴ販売店を持った。店をリンゴ創業駅(ベンチャーステーション)と名付け、その年の3月には、ライブ中継配信の権限を得て、オンライン&オフラインでの販売を展開した。2018年からは、貧困脱却に取り組み、毎年貧困世帯20世帯以上のリンゴを、市場買取価格よりも高い値段で買い取っている。

現在、張平平は、洛川県每日新鮮農業有限公司という自らの会社を設立し、ECサイトの淘宝(タオバオ)、天猫(Tmall)、抖音(Tiktok)に出店しており、一日1000箱ほどの安定した売上があることから、多くの農家がネット販売を行うようになっている。

参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/06/28/18881245.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

陝西省全般カテゴリの最新記事