陝西省統計局から得た情報によると、陝西省は今年、重点プロジェクトの積極的な推進、各「穏投資」政策の効果、インフラ・不動産・民生社会等の重点領域における活発な投資等により、固定資産投資額が高水準でスタートを切った。

1~2月、陝西省の固定資産投資額は同期比45%増で、全国より10ポイント高く、全国9位となり、前年同期より18位上がった。
投資主体を見ると、民間投資の伸びが大きい。1~2月、国有投資は同期比49.4%増で、全投資に占める比率は44.3%、民間投資は63%増で、比率が50.8%と、民間投資の比率が前年同期と前年全体よりもそれぞれ5.6ポイントと2.8ポイント高くなった。
産業別に見ると、第3次産業の投資の伸びが最も大きい。1~2月の第1次産業の投資額は同期比33.6%増(比率は4.6%)、第2次産業は17.6%増(比率は24.5%)、第3次産業は58.6%増(比率は70.9%)で、第3次産業の投資額比率が前年同期より6.1ポイント上がった。
1~2月、陝西省の社会領域への投資は同期比72.2%増で、全国を24.2ポイント上回り、全省の投資額の7.7%を占め、全省投資額の伸びを4.7ポイント引き上げた。うち、教育への投資額は92.9%増で、涇河新城第二小学等の新プロジェクトが着工した。衛生及び社会事業への投資額は87.6%増で、西安市児童医院経済開発院区、紅会(赤十字)医院高鉄新城院区等の大型プロジェクト投資が進んでいる。文化・スポーツ・エンタテインメント産業への投資額は49%増で、第十四回全国運動会の会場及び付帯施設工事は春節期間中も行われ、西安国際会議&展示センター二期パビリオン、シルクロード国際スポーツ文化交流育成拠点等のプロジェクト投資が進んでいる。
1~2月、陝西省のインフラ投資額は同期比63.7%増で、全国より27.1ポイント高く、全省の投資額の27%を占め、全省投資額の伸びを15.2ポイント引き上げた。これが投資額の成長を支えた主な要因である。
陝西省は『両新一重』建設を進めており、「引漢済渭」工程(漢江から水を引く水利プロジェクト)、「幸福林帯」建設工程(地下空間利用プロジェクト)等の重大プロジェクト投資により、水利・環境・公共施設管理業の投資額が87%増加した。また、西安地下鉄16号線一期、10号線、14号線、8号線、2号線二期、6号線、5号線一期、9号線、15号線一期、1号線三期等、多くの地下鉄プロジェクトの同時施工や、西安咸陽国際空港三期、寧陝-石泉高速公路等の大型プロジェクト投資により、交通輸送・郵政業投資額は20.7%増加した。さらに、5Gネットワークやデータセンター建設等の新型インフラプロジェクトで、情報伝送業の投資額は2.1倍に増えた。
1~2月の陝西省の不動産開発投資額は同期比47.6%増と、全国を9.3ポイント上回り、全省の投資額の伸びを13.2ポイント引き上げた。うち、住宅投資は54.3%増で、全国より12.4ポイント高い。販売及び販売待ちの状況を見ると、商品房(分譲住宅)の販売面積は89.9%、販売待ち面積は1.5%増えており、需要が旺盛で、供給は相対的に不足気味である。「房住不炒(住宅は入居するもので投資するものではない)」の姿勢で不動産市場の健全な発展が促される中、不動産開発の投資は安定成長の新常態(ニューノーマル)に入るとみられる。(記者 馬昭)
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2021/0412/82048.html
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