西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 田木 任超 高維佳)金融は、企業の活動再開を助ける重要な手段である。新型肺炎の影響を克服するため、陝西省の金融機関は、様々な措置を講じて、企業の発展を支援し、地方経済に貢献している。
新型肺炎により、陝西省の一部中小企業は活動停止となり、飲食業や商品販売業等といった企業の短期支払能力が落ちた。土木建築や機械据付に従事する西安鑫佳実業有限公司にも、この問題が立ちはだかった。
新型肺炎の影響により困っている中小企業を金融サービスにつなごうと、省地方金融監督管理局の指導・支援の下、陝西金融資産管理公司が先頭に立って、陝西中小微企業発展サービスセンターが設立された。同センターは、大きな影響を被った中小・零細企業に、緊急融資サービスを無料で提供する。
新型肺炎の影響で生まれた新たな金融リスクに立ち向かうべく、3月24日、陝西金融資産管理公司傘下の陝西信用増進公司が、全国で5社目、省級3社目のAAA信用補完機構となった。信用補完能力は急上昇しており、金融リスク防止の戦いを積極的にサポートする。陝西金融資産管理公司はさらに、全国でも上位にある「市場化債転股(市場化手法による債権株式化)」事業を推し進め、中央金融機構(中央政府管轄の金融機関)と全面的戦略提携体制を構築して、「定向降准(一定の方向に基準を引き下げた)資金」が「市場化債転股」に入る道を開き、全省の企業がその利益を受けられるようにするという。
省地方金融監督管理局は、国家開発銀行陝西省分行、秦農銀行等、多くの省内金融機関と共同で、包括的な金融救済体制を築き、専用の信用基金を設け、融資更新に関する政策を出し、「減費譲利(融資コストを減らすこと)」に力を入れ、政府による融資保証の効果を発揮して、企業の活動再開を支援することにしている。統計によると、新型肺炎期間中、陝西省の銀行機関の融資限度新規増加額は計4512億元、企業への新規貸付額は計2429億元、防疫業務に参加した企業等1210団体への貸付額は計242億元、零細企業11万4800社への貸付額は445億元、全省の保険業界が活動再開のために提供した対リスク保障は1676億元、損害補償金は1.72億元となっている。
参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/04/19/18676609.html
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