西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 宋蕊 蒋雲龍)陝西省で初めて、新型コロナウイルス肺炎に感染した妊婦が2月10日午後、無事に女児を出産した。目下、母子共に容態は安定している。
医療従事者十数名の努力の下、元気な泣き声と共に、この小さな命は生まれてきた。その母親は、陝西省で初めて新型コロナウイルス肺炎と診断された妊婦である。彼女は1月下旬、武漢に行った義両親と接触したために、2月4日に商洛市中心医院で隔離観察となり、その翌日、新型コロナウイルス肺炎の診断が確定したが、この時、妊娠36週を超えていた。2月7日、彼女は西安交通大学第二附属医院に移された。
同院医療部の主任・劉明氏は言う。「彼女は商洛市中心医院から120(救急転院搬送窓口)により当院に来ました、来た当時は、家の者も治療もしくは隔離中で、もちろん内心は不安もあったでしょうが、情緒は安定していました。」
10日午後、出産の兆候があり、病院の各科による診察の後、帝王切開を行うことに決まった。感染を防ぐため、陰圧ストレッチャーを使用し、患者は専用通路を通って手術室に運び込まれた。
劉明氏が説明する。「これが陰圧ストレッチャーです、カプセル内は陰圧になるので、ウイルスは外に出ないよう封じ込められ、感染を防止できます。」
午後4時、厳密な防護策が講じられる中、手術が始まった。5時37分、患者は約2500グラムの女児を無事産み出した。
「赤ん坊が元気な泣き声を上げた時は、産婦だけでなく、我々医療従事者全員が、喜びに包まれました。」同氏は言う。
その後、母親と女児は発熱病棟と新生児隔離病棟に各々移され、細心の観察が行われた。現在、女児は一回目の咽頭スワブと血清を検体とした新型コロナウイルスの核酸増幅検査で陰性となっており、今後二回目の検査も行われる予定である。
参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/02/11/18468520.html
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