中新網西安5月19日電(記者 張遠)19日に陝西省統計局から得た情報によると、今年の第1四半期、マクロ政策の的確な実施や、感染症対策と経済発展両立の着実な成果に伴い、また国内外市場の需要回復、昨年同期の数字の低さ、「就地過年(その場で年越し)」等の要因もあって、陝西省の工業経済は回復を続けており、企業の生産経営は「穏中向好(安定の中良い方向へ向かう)」と、利益が回復傾向にあり、運営効率が向上し、好調な滑り出しを見せているという。

データによると、今年の第1四半期、陝西省の一定規模以上の工業企業の実現した売上高は、伸びが急速に回復している。このうち、石炭採掘及び選炭業、医薬品製造業、鉄金属製錬及び圧延加工業、自動車製造業、電気機械及び器材製造業、計算機・通信及びその他電子機器製造業等、6産業が増収の「主力軍」になっている。
業界分類から見ると、今年の第1四半期、陝西省の工業企業の9割近くが売上高増加を実現し、6割近い業界の伸び率が20%以上に達した。石炭採掘及び選炭業、石油・石炭及びその他燃料加工業、自動車製造業、計算機・通信及びその他電子機器製造業、電力・熱力生産及び供給業の売上高は、陝西省の一定規模以上工業企業の売上高の約半分を占めた。
また、データによると、陝西省の第1四半期の工業企業の発展は、大型企業の利益の伸びが一定規模以上工業企業より高い、単位コスト減少による企業の運営効率の向上、企業赤字の明らかな減少、等の特徴を示している。
データが示すところでは、陝西省の第1四半期の工業企業の利益状況は引き続き回復傾向にあるが、同時に世界的なコロナ禍により、国際環境はまだ不確実性が大きく、業界間で回復の程度が異なる。特に、原材料価格の高騰が企業を圧迫しており、工業企業の利益回復には、さらなる基礎固めが必要である。次の段階としては、マクロ政策の連続性・安定性を引き続き保持し、効果的な需要を拡大し、発展の質と効率を高め、実体経済回復の基盤を固め、工業経済の安定した発展を推進する必要がある。
参照元:http://www.shx.chinanews.com/news/2021/0520/82524.html
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