春節期間に陝西を訪れた観光客は約4766万人 、観光収入は259.33億元に

春節期間に陝西を訪れた観光客は約4766万人 、観光収入は259.33億元に
1月16日、2019年全国「文化・科技・衛生の『三下郷(三つを農村へ)』」デモンストレーションツアーが漢中市略陽県でスタート
春節期間に陝西を訪れた観光客は約4766万人

西部網電(記者 劉璞華)陝西省文化観光庁によると、2019年の春節(旧正月)期間に陝西省各地で開催された春節イベントは合計300回以上、移動公演は100回以上に上り、陝西省を訪れた観光客は延べ4765万8800人で、同期比16.33%増、観光収入は259億3300万元で、同期比25.18%増になったという。

伝統的な春節の催し 100回近い公演で文化をアピール

 

1月16日、2019年全国「文化・科技・衛生の『三下郷(三つを農村へ)』」デモンストレーションツアーが漢中市略陽県でスタート
1月16日、2019年全国「文化・科技・衛生の『三下郷(三つを農村へ)』」デモンストレーションツアーが漢中市略陽県でスタート

2018年12月26日、延安市志丹県で、「私たちの中国の夢」と題した、「文化進万家(文化を各家庭に届ける)」活動がスタートし、編成された13チームが、改革開放40周年を祝う陝西省美術・書道・写真展、「大華・1935」小劇場による喜劇『私不是李白』、時代劇『戯台』、新年音楽会『春節序曲』『海霞組曲』『情深意長』『山林牧歌』『湯瓶夢幻』『高原舞狂』等、一連の演目を携え、陝西省の村々に赴いて100回近い公演を行った。1月16日には、漢中市略陽県で2019年全国「文化・科技・衛生の『三下郷(三つを農村へ)』」デモンストレーションツアーがスタートし、農村、特に辺境・貧困地区への文化普及活動を展開して、観光・サービス関連の公共施設の無料開放に尽力し、人々の生活に潤いをもたらした。

春節期間中、陝西省各地の市では、各自の特色ある春節イベントが実施された。西安市では「西安年・最中国(西安の旧正月こそ最も中国らしい)」をテーマにした数多くの春節の催しが、宝鶏市では「最濃西府年・休閑遊宝鶏(最も西府らしい旧正月・宝鶏で遊ぼう)」をテーマにした多岐にわたる観光イベントが、延安市では「酔美中国年・我要去延安(中国の正月に酔う・延安に行こう)」をテーマにした第36回「延安過大年(年越し)」観光イベントが、各々開催された。また、咸陽市は「過大年・逛咸陽」、渭南市は「金猪年・趣渭南」、商洛市は「美麗中国・幸福商洛」、韓城市は「黄河風・韓城行」、漢中市は「回漢人老家・過漢風大年」、銅川市は「過大年・享幸福・慶吉祥・遊銅川」、榆林市は「最熱閙・陝北榆林過大年」、安康市は「吉祥如意・幸福安康」をテーマに掲げ、文化と観光を融合させた一連の新春イベントを実施して、多くの観光客に充実感や満足感を与えた。

また、民族意識の育成や中華文化の伝承の一翼を担う、無形文化遺産・戯曲・年画(中国民間絵画)関連イベントや、廟会(縁日)、灯会(ランタン祭り)等の伝統行事・催しが各地で開催され、人々は個人の夢・家庭の夢を、国の夢・民族の夢に重ね合わせた。古くからの文化を伝えるこうした行事は、思想薫陶や文化教育の役割を果たし、伝統的な祝日を、愛国・文化・道徳・仁愛・文明の祝日に変えた。

博物館で新年を 陝西との一体感が高まる

 

春節期間、大勢の観光客が詰めかけた秦始皇帝陵博物院
春節期間、大勢の観光客が詰めかけた秦始皇帝陵博物院

陝西省にある文化館・博物館約300館では、既存の展示以外に、多彩なテーマ展示79件が新たに加わり、新春の入館者を迎えた。陝西歴史博物館の「太古から続く狩漁文明——黒龍江魚皮、獣皮、樺樹皮歴史文化展」、秦始皇帝陵博物院の「帝国の路、雍城崛起——秦国歴史文化展」、漢景帝陽陵博物院の「帝国殷昌、斉美成康——漢陽陵出土文物精品展」、宝鶏青銅器博物院の「文物春晩」、西安大唐西市博物館の「焰火遺珍——唐長安城醴泉坊窑址三彩器展」等は、優れた伝統文化を知る絶好の場所となった。

西安の文化に焦点を当てたテーマ「西安年・最中国」は、「民俗風、国際基準、トレンド」等の要素を強く打ち出している。イベント内容は、「最も中国らしく、絢爛で、地方色豊か、イノベーティブ」等といった西安の魅力に絡めた、社火(獅子舞など春節を祝う催し)、廟会、灯会、民族劇、各種パフォーマンス、管弦楽演奏会、正月映画、正月用品展示即売会等、多岐にわたる。陝西省各地の農村には、例えば関中の社火遊びと蒸花饃(蒸し饅頭)、陝北の九曲灯会と窗花(切り絵)貼り、陝南の桄桄戯(地方劇)と獅子舞等といった、新年を迎える風物詩を見に、多くの市民が訪れ、旧正月の雰囲気を楽しんだ。長い歴史を持つ陝西省の伝統文化から生まれた、多彩な春節の風習を見るため、国内外から大勢の観光客が訪れ、伝統文化に触れた観光客は、陝西との一体感を高めていた。

交通渋滞を緩和し施設を整備 サービス水準の向上へ

「西安年・最中国」の催しを見に多くの観光客が訪れた
「西安年・最中国」の催しを見に多くの観光客が訪れた

陝西省文化観光庁は、各地の空港、観光案内所、乗換駅、道路沿線等の重点区域の交通手段を増やして渋滞を緩和し、観光地に十分な案内標識を設け、必要数に応じたトイレを設置し、スマホ等による観光案内を実施して、決済の利便性を高めるよう指示すると共に、観光地等多くの人が訪れる場所周辺の臨時駐車場を増やし、人気観光地やレジャー施設では予約システムを設置するよう求めた。

また省文化観光庁は、文化・観光市場における違法行為を撲滅し、警察、巡回法庭、工商観光分局の市場監督等を活用して、詐欺、消費の強要、観光業の無資格経営等を取り締まり、法的処置にモバイル・電子ファイルを利用して、法執行効果を高めるとしている。市場の秩序を保ち、春節期間の観光客の安全を確保し、春節休暇を楽しく過ごせるようにするため、娯楽施設・インターネット接続サービス営業場所・電子ゲーム・オンライン上演・営業目的公演・美術品オンライン取引の監督強化や、観光相談ホットライン「12301」及び文化市場通報ホットライン「12318」の円滑な運営にも取り組んでいる。

参照元:http://gov.cnwest.com/zwyw/a/2019/02/12/17670103.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

陝西省全般カテゴリの最新記事