宝坪高速公路の秦嶺天台山トンネルが貫通

宝坪高速公路の秦嶺天台山トンネルが貫通

西部網電(陝西広播電視台『陝西新聞聯播』記者 劉権鋒 張力 権麗娟) 宝坪高速公路は陝西省の「十三五」期間に建設する高速公路のうち、規模が最も大きく、建設基準が最も高く、施工難度が最も大きいプロジェクトである。このプロジェクトの主要工事である秦嶺天台山トンネルが、12月28日に貫通し、中国の橋・トンネル建設の記録を塗り替えた。また、2021年の宝坪高速公路の全線開通に向けて、大きく前進したことになる。

宝鶏~鳳県坪坎を結ぶ宝坪高速公路は、国家高速公路銀昆線(G85)の構成路であり、陝西省「2367」高速公路網の宝鶏~漢中高速公路の重要な一部でもある。全長32kmの秦嶺天台山トンネル群は、北から南へ秦嶺山脈の尾根を通り、構造物比率は98.1%と、長距離に及ぶ連続した勾配トンネル群である。うち、秦嶺天台山トンネルは全長15.56km、最大埋設深さ973mで、長距離、多車線、縦断勾配、構造物比率が高い、埋設深さが大きい等の特徴を持つ。

天台山トンネルの入口は70mの高い崖にあり、最大埋設深さは973mと、地下314階の深さに相当する。この「超特大」地下交通工事は、施工中の鋼材使用量が5.6万トンで、エッフェル塔8基分に相当し、コンクリート使用量は126万m3で、「水立方(ウォーターキューブ)」 21個分に相当する。この工事のため、宝坪高速公路管理処は、国内の大学や研究機関15ヶ所と共同で、施工団体53社のリソースを集めて技術上の難関に挑み、27項目のイノベーションを実現した。

宝坪高速公路プロジェクトが完成すると、陝西省西部の南北方向の高速ルートの空白が埋まる。秦嶺天台山トンネルは、同高速公路が期日通りに開通するかどうかを決める重要なポイントであり、作業員3000人以上の5年間にわたる奮闘により、この超特大工事は無事に完成した。

参照元:http://news.cnwest.com/lianbo/a/2020/12/28/19397717.html
(翻訳の際に、内容が多少編集されていることがあります)

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